カードローンは、ローンカードという借入専用のカードを使っていつでも好きなときにお金を借りられるローンです。無担保で借りることができ、使い道も自由（事業資金を除きます）。さらに、借入限度額以内なら一度返済した分を再度借りることができます。これを「極度貸付方式」と呼びます。
利用可能額は審査によって決定しますが、最も良い審査結果が出たときに借りられる上限（極度額）は金融機関・ノンバンク（消費者金融やクレジットカード会社など）により異なりますので、よく比較して決めると良いでしょう。
利用可能額
審査内容や借入先によって異なりますが、大手メガバンクのカードローンの場合、借入限度額（極度額）の範囲は10万円以上〜800万円以内となっています。
利率は2.0％〜18.0%で、借入限度額が高いほど利率は低くなる傾向にあります。
注意するべきは「総量規制」の存在です。これは貸金業法で規定されていて、金融機関「以外の」ノンバンクからお金を借りる場合、全てのノンバンクで合計で年収の1/3までしか借りることができません。
銀行など、金融機関のカードローンであれば貸金業法の規制にかからないため、複数のローンカードを作りたい場合は金融機関とノンバンクのカードを並行して作り、借入を分散させるとよいでしょう。
必要な書類
審査が進むと、本人確認書類の提出が必要となります。本人確認書類は以下のものが使用できます。
- 免許証
- 保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
これらはいつでも提出できるように、あらかじめ用意しておきましょう。期限切れの書類は受け付けられないことがありますので、有効期限内であることを事前に確認しておくことをお勧めします。
また、審査内容によっては追加で収入証明書が必要になる場合があります。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
を用意しておくとスムーズですが、審査の結果次第では不要なこともあるため、必要になってから用意する、くらいでも良いかもしれません。
申し込みから契約まで
申し込みから契約までの手順は以下のとおりです。
審査申し込み
↓
仮審査通過〜勤務先の確認
↓
契約内容確認・同意
↓
書類提出（本人確認書類・収入証明書）
↓
契約〜ローン口座開設
↓
カード受取・利用開始
審査申し込み
まず借入の審査を申し込みます。概ね20歳〜70歳以内で、かつ会社務めをしているなど、安定した収入があれば申し込みできます。専業主婦（夫）やアルバイト勤務でも申し込み可能です（専業主婦（夫）の場合、配偶者の年収を確認する可能性があります）。年齢などの条件は借入先によって異なることがありますので、よく確認して申し込みましょう。
仮審査通過〜勤務先の確認
仮審査が通って借入が可能ということになれば、次の段階に進みます。
仮審査通過後に、借入先によっては勤務状況の確認のため勤務先への連絡が入ることがあります。勤務状況を確認するだけですから、借入先と職場で直接やりとりが必要なことはあまりないですが、連絡が来る可能性だけ頭に入れておくと良いでしょう。
契約内容確認・同意
勤務の確認が取れたら、契約内容の確認の連絡が直接きます。不明点があればこの時点で借入先に確認すると良いでしょう。
書類提出
本人確認書類や、審査内容によっては収入証明の提出が求められます。なおこの順番は前後することがあります。
本人確認書類は「必要な書類」で説明したとおり、免許証や保険証、マイナンバーカードなど。収入証明書は源泉徴収票や住民税決定通知書があれば概ね問題ありません。
契約手続き〜ローン口座開設
書類に問題がなければ借入先の方で契約手続きが行われ、ローンの口座が開かれます。なお、書類の内容によっては金融機関の判断で再審査となり、審査内容に変化がある可能性があります。その場合は再度契約内容確認の連絡が来ますので、よく確認してから再度同意しましょう。
契約手続きが完了したら、ローン口座カードが発送されます。
カード受取・利用開始
カードを受け取ったらローン口座を利用できるようになり、極度額の範囲で自由にお金を引き出せるようになります。口座開設からローンカードの到着までは1〜2週間かかりますので、余裕を持って口座を開設しておくことをおすすめします。
金融機関によってはカード到着前にお金を貸し付けてくれることも
「余裕を持って口座開設をした方がいいのはわかるけど、そうはいってもいますぐお金がいる！カードの到着をを待っていたら間に合わない！」
という方もいらっしゃると思います。
借入先によっては、自分がもう持っている銀行口座に直接お金を振り込む形ですぐに貸付をやってくれることがあります。
もし事前振り込みを希望する場合は、借入申し込みをした金融機関・ノンバンクに連絡し、「契約後すぐに口座振り込みでお金を貸し付けて欲しい」旨を伝えます。すると、振込先口座を聞かれますので、振り込んで欲しい口座を伝えると契約締結後すぐにお金を口座に振り込んでもらえます。
もちろん、仮審査通過前でもこのような連絡自体は可能ですが、審査が下りないこともありますので仮審査が通った後に連絡を入れると良いでしょう。
まとめ
カードローンの口座を作るのには、決して難しい手順を踏む必要はありません。少しでも「必要だな」「もしものために作っておこう」と思ったらぜひ申し込んでみましょう。
