キャッシングの不正利用とは?注意点4つを解説

クレジットカード

クレジットカードに付帯されているキャッシング機能は、急な出費が必要になった時、給料日前等でお金に余裕が無い場合等、有効に活用すればとても便利な機能です。

一方、年々クレジットカードのキャッシングが不正利用されるケースが増加しています。

誰しも「自分だけは被害にあわないから問題ない!」と思っているでしょうが、2019年の日本クレジット協会の調査では、274億円もの不正利用が確認されており、決して他人事ではありません。

ここでは、不正利用されてしまう原因と不正利用を防ぐための4つの注意点を解説していきます。

不正利用される原因

クレジットカードの盗難

クレッジットカードを盗まれてしまう場合、財布やバッグごと盗まれてしまうケースが多いでしょう。

暗証番号がなければキャッシングはできませんが、バッグや財布に免許証などが入っていた場合は暗証番号を推測しやすいので、被害にあう可能性が高くなります。

スキミング

クレジットカードの読み取り端末やATM端末に、スキマーというカード情報を読み取る機器をセットすることでカード情報を盗み取ることをスキミングといいます。

この場合は、隠しカメラを使って暗証番号を入力する手元を映して、画像から暗証番号を盗むことが考えられます。

スマホやパソコンンからの情報漏洩

最近はスマホやパソコンからもキャッシングすることができるようになりました。スマホやパソコンからキャッシングサイトにアクセスする際、IDやパスワードを入力する必要があります。

この時にスマホやパソコンがマルウェアウイルスに感染していた場合、IDやパスワードなどの入力情報が盗まれてしまいます。

フィッシング詐偽

カード会社や金融機関を装い、「有効期限が近づいています。」や「「取引内容の確認」などのメールを送って、偽物のサイトへ誘導してカード情報や暗証番号を盗み取るケースです。

カード会社や金融機関から、このようなメールが送られることはありませんし、暗証番号を聞いてくることもありません。

不正利用を防ぐための注意点4つ

このように、カードが不正利用されるパターンは多く存在するため、完全に不正利用を防ぐことは難しいことです。

商品の購入と違い、キャッシングは暗証番号を入力しないと借りることができないため、保険の適用外になりますので、日ごろの心がけで不正利用される危険性を少しでも下げておくことが重要です。

ここでは、キャッシングの不正利用を防ぐための4つの注意点を解説します。

カードの管理を徹底する

外出するときに、その日に使わないカードがある場合は家に置いておき、持ち歩かないようにすれば、盗難やスキミングの被害にあう可能性は低くなります。

少し面倒ですが、家での保管場所を決めておき、使うカードだけを持ち出すような習慣をつければ、万が一カードが無くなってもすぐに気づくこともできます。

簡単な暗証番号を設定しない

カードの暗証番号を忘れたくないため、誕生日や電話番号、「1234」や「1111」といった他人からも推測されやすい番号を設定していると、不正利用される危険性は高くなってしまいます。

また、カードを複数持っている場合に同じ番号を使っていると、財布ごと盗難にあったときの被害額は、さらに大きな額になります。

管理に手間がかかっても、推測されにくい暗証番号をカードごとに変えるだけで、被害にあう可能性を下げることができます。

カード情報の入力は慎重に

ネット社会の普及により、スマホやパソコンから簡単に商品の購入やキャッシングすることができるようになっています。

そのため、カード情報を入力することに抵抗が無くなってきていることを利用して、フィッシング詐欺によるカード情報の抜き出しが横行している現状です。

カード会社からはメールで暗証番号の入力をさせるようなメールは届きません。

このようなメールが来た時には、無視しましょう。

どうしても気になるときは、カード会社へ電話して事実確認をすることをおすすめします。

ウイルス対策ソフトの導入

マルウェアに感染していた場合はどれだけ注意してもカード情報が抜き取られえてしまいます。

有害なウイルスを検出し、駆除できるウイルス対策ソフトをスマホやパソコンにインストールしておきましょう。

「使わないカードは持ち歩かない」「簡単な暗証番号は使わない」「カード情報の入力は慎重に」「ウイルス対策ソフトの導入」

不正利用を防ぐためにも、この4つの注意点を心がけましょう。

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